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2014年12月16日 (火)

バイク用品個人輸入の関税と消費税について(海外通販のススメ 続編)

過去の自身のブログを読み返すと個人輸入について間違いの多さを改めて痛感したので、
購入記録をベースに再度、取引の流れ、関税など仕組みをまとめてみました。

Imgp6115

今回、ドイツFcmotoでREVIT ignition2とgear2及びプロテクター、同じくドイツmotoinでAlpinestars web GTXを
購入した記録を元に書いてみます。

まずはポチッてからの流れ。(  )の時間は現地時間。
画像はFCmoto

1

店から”DHLのトラッキングコードが発行された”というメールが来ると荷物の追跡ができるようになるのは今までどおりだが、
日本郵便のサイトでも追跡が可能となった。

1_2
アンダーラインの数字を踏めば、以下のDHL追跡サイトに飛ぶ。

赤のアンダーラインが日本郵便(英語)の追跡ページのURLだ。
Fcmotodhl

直踏みしてしまうと全部英語で分かりにくいので、日本語日本郵便サイトの”追跡サービス”で、
赤枠部分の”Domestic shipment number”という末尾がDEのコードを入力すると・・(DEはドイツ)

Fcmoto

国内通関後にしか追跡できなかったステータスだが、ドイツでの状況も分かりやすいものとなった。
DHLのステータス画面と睨めっこをしていた頃が懐かしい。

(追記※DHL便には大きく分けて「エコノミー」と「プレミアム」という2種類の配達があり、

プレミアムとなっている場合はエコノミーに比べ早く到着する。

これは事前に指定できるものでは無く、店によって種類を決めているようだ。

当然プレミアムの方が若干割高ではあるが、経験上、1週間ほど到着時期に差異がある。)

DHLのステータスページを見ると、
→ ケルンの集配センター 
 → ザウルハイムの集配センター 
  → フランクフルト空港の交換所(IPZ-Ffm:フランクフルト国際空港)
   → 日本到着
という経路なのが分かる。
なお、IPZ-Ffmまで到着すれば日本郵便の追跡ページで進捗確認可能。

この経路はFcmoto、motoinとも全く同じである。

さて、ここで輸送についていくつか説明を致します。

まずは遠い国からなのに送料が安い理由。
それがSAL便。エコノミー国際小包というもの。

時間もかかり行方不明なったりする事もあるらしいが、船便扱いで「ついでに乗っけて」状態に近いので安い。

Sal

”飛行機の空きスペース”の定義が分からないが、ドイツから輸入の場合、繁忙期などでこれができない場合は
フランクフルト空港交換所で放置される事もあるのだろう。

ドイツ国内で何日も足止めを食らったまま全然進まないステータスは、多分これが理由のひとつだ。
(DHLもたまにやらかすので注意が必要)

ドイツ国内はドイツ郵便”Deutsche Post(ドイチェポスト)”で空港まで運ばれ、DHLのSAL便扱いとなりトラッキングが発行される。
SALは”郵便”なので日本郵便でも追跡ができるわけだ。

revzillaなどのアメリカ便がドイツ系店舗より早く到着するのは、店の出荷処理がスピーディなのもあるだろうが、
単純に日本への便数が多くその分”空きスペース”も出やすいのだろうと思っている。
revzillaもUSPS(アメリカ合衆国郵便公社)を使用している。

郵便追跡ページを見ると、日本入国後にまず川崎東郵便局へ向かっている。

日本郵便のサイトによると、

”2013年4月17日 国際郵便 一部の国際郵便物について通関交換業務の取扱局を変更”

とあり、

Photo

かつて成田・東京・大阪などで行っていた通関業務のうち日本に入るSALなどのエコノミー国際郵便の9割をここで捌くようになったとの事だ。

おそらく税収の徹底と効率化を狙ってとは思うが、稼動したての頃は物量の多さ、不慣れなどで捌きがかなり遅れていたらしい。
税関到着、通関を終え、郵便局に渡されるまで現在もこのような発送日の目安というものがある。

Photo_2

川崎東郵便局内にある”横浜税関 川崎外郵出張所”という役所で通関業務を行うため、
川崎東郵便局に「遅いンゴ」とクレームをつけるのはお門違いなのだが、連絡先は郵便局という大変かわいそうな事になっているようだ。
[川崎東郵便局]で検索するとその後に[遅い]という言葉が検索上位にきてしまうほど批判サイトがたくさんある。

川崎東郵便局職員(26歳引っ込み思案)「税関には逆らえないンゴ、うちらに文句言われても困るンゴ、胃が痛むンゴ」
横浜税関もけちょんけちょんにされ1年以上が経ち随分と改善されたのでしょうか。

まず輸入された荷物は関税の対象か否か、また麻薬探査犬のチェックなど一次通関をおこなう。
無害・無税品と判定されたものは、そのまま郵便局に引き渡され私たちの手元に届く。
課税対象物と仕分けられたものは二次通関へと進み税関職員に開梱され、個人輸入か商業輸入か中身の確認をされ関税の額を決められる。
上記より、追跡ステータス上、”通関”が2回あったら課税対象とみて間違いない。”通関”記録が1回しか無かったら無税。

そして本題の関税へと話を進める。

そもそも関税とは?

 

-輸入品に課せられる税。目的は日本国内の産業の保護。

日本が強い産業分野:自動車、鉄鋼、電機などは基本無税。
弱い分野:食料、飲料、農産品、革・衣類には税率を定めて課税。
       (日本に無いからとじゃんじゃん輸入されたらアレなので税金取っちゃうよ☆、という解釈をしている)
ちなみにバイク用品も自動車のくくりなので無税。

関税率には2種類あり、商品によって適用が異なる。
①一般関税率・・”実行関税率表”により定められる。
②簡易税率・・個人輸入であり税額20万円以下のものについては”例外”を除いて適用される。
例外とは食料品や一部の装飾品、革製品だ。

では、課税対象額はどの部分なのか。

一般的に、CIF価格×0.6が課税対象となる。(CIF価格:商品代金と日本までの送料、梱包料、保険の合計額)

たとえば、
商品代金10,000円(VAT差引、店の割引後の額)※VAT・・EU圏の付加価値税という税金
送料2,000円
合計12,000円がCIF価格となるので、12,000円×0.6=7,200円が対象となる。

・・・が、

課税対象額が10,000円以下及びCIF価格16666円以下なら非課税となる。(16,666×0.6=9999.6円<10,000円)
送料を含まない商品代金×0.6を課税対象と解釈する事もあるのだろうが、
箱に貼り付けられている課税通知書によると送料込み価格が課税対象として計算されている。

そしてバイク用ウェアは、以下に該当するようだ。

少額輸入貨物に対する簡易税率表 (関税定率法第3条の3関係)
4 衣類及び衣類附属品(メリヤス編み又はクロセ編みのものを除く) 等 10%

しかし衣料品でも毛皮などのファーが付いてたりすると税率がアップ(毛皮のコート扱いとなり税率16%)

課税通知書によると今回のignition2とgear2は一般税率第8部第42類の革製品に該当した模様だ。

42.03 衣類及び衣類附属品(革製又はコンポジションレザー製のものに限る。)
 4203.10 衣類
  4203-200/2 その他のもの に該当しWTO協定の税率10%適用

Imgp6121

しかし税関職員がバイク好きなら、荷物が革のツナギなんかだったらバイク用品にしてしまうのでは無いだろうか。

革のブーツなどの場合は一般関税率となるため、実行関税率表の

履物64類 甲が革製又は甲の一部に革を使用したもの
関税率30%又は4,300円/足のうちいずれか高い税率

とある。

ならばalpinestars webは革ブーツなので課税対象となるばずであるが、

税関職員(39歳ハーレー好き)「アルパインのブーツか、バイク用品ンゴ、無税ンゴ」

となったせいか無税で到着した。
追跡ステータスでも通関は1回である。

となれば当然プロテクターなどはバイク用品以外何者でも無いので無税であった。

輸入の際に関税のほかに消費税も課せられる。
消費税とは、国の消費税6.3%と地方消費税1.7%の計8%事。

国税庁サイトによると、
1 課税標準
 外国貨物の課税標準は、関税課税価格いわゆるCIF価格に消費税以外の
個別消費税の額及び関税の額に相当する金額を加算した合計額です。

→ちょっと何言ってるかわからないんですけど

簡単に言えばこういう計算式となる。

CIF価格×0.6×(関税率+消費税率)+通関手数料200円

【今回の買い物での例】
→CIF価格が不明なため購入時の商品代金+送料(ここに梱包料と保険が含まれているのかも)
 →CIF 71,320円 × 0.6 ×(関税率0.1+消費税率0.08)+ 通関手数料200 ≒ 7,700円 実際は7800円だったのでいい線。

これを参考に他のモデルを海外と日本で購入した際にかかる料金の一覧をまとめてみました。
SAND2はまだ販売継続なので狙っている方は参考にしてみて下さい。

※送料欄の価格はSAL便のみでUPSを選択した場合、≒10倍の送料がかかります。

Photo_4

ちなみに今回3点の買い物、ドイツからの旅の期間は以下だ。

1,REVIT ignition2/gear2(FCmoto 11月27日購入→12月10日手元着 13日間)
2,Alpinestars WEB(motoin 12月4日購入→12月11日手元着 7日間)
3,REVIT typeKNプロテクター(motoin 12月6日購入→12月15日手元着 9日間)

と、いずれも全て相当優秀な記録。

次回はFcmotoとmotoinでの購入記と商品のインプレを書いてみます。

※税については個人で調べた事なので絶対の責任は持てないため参考程度にお願いします。

またいろいろなリスクもある事をご承知おき下さい。

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